浮気調査をプロに依頼する前に自分でGPS調査くらいしておくべき

 
悩んでいる人
妻が知らない男性と一緒にいるところを見たと友人から連絡がありました。仕事中の妻の動きが気になって仕方ありません。どうしたらいいですか?

こんなお悩みに対してアドバイスさせていただきます。

本記事の内容
✅妻の浮気を疑っているものの調べる術がない
✅自分で何を調べたらいいかが分からない
✅浮気調査をプロにお願いしようとしている
✅GPS調査をしておくべき理由

本記事は年下(17才下)の妻を持つ運営者が執筆しています。妻の心がどこにあったのか真偽は分かりませんが、実際に浮気をされた経験をもとにしています。

現在は、再構築をして表向きは夫婦円満な生活を送っています。

自分でできる浮気調査には限界があります。とは言っても、最初に自分でやっておくことはとても大切です。

 
周囲の人たち
浮気調査はプロの探偵にお願いした方が確実だし、早いんじゃないの?
 
周囲の人たち
市販のGPSって信頼度は高いの?

浮気調査のなかでも、現実的で効果の高いものはやはり「GPS調査」だと言えます。

それでは浮気調査の第一歩ともいえるGPS調査についてお伝えします。

【結論】自分でできる浮気調査としてはGPS調査がオススメ

なぜGPS調査がオススメなのかということについては、手軽ではありながらもある程度、正確な調査ができるから。

もちろん、プロの探偵にお願いするのがもっとも確実であることは確かです。

ただ、コストがかかりすぎるうえ、はっきり黒か白かが分からないのにギャンブル的に依頼するのは好ましくありません。

総合的に判断して、自分でできる調査から行うのが得策ということになるのです。

GPS調査をおすすめする理由

大きな理由としては3点。

✅情報の宝庫であるスマホを容易に覗けない

✅家の中でできる浮気調査はかなり限定的

✅探偵が確実ではあるものの、金銭的にも心理的にもハードルが高い

そもそも「浮気調査をしようかな?」と思うのは、妻に対してなんとなく違和感を感じ始めた時期だったり、疑いを持ち始めるときです。

はっきり「クロ」かどうかが分からないのに、高額な費用を使って探偵に調査を依頼するのは現実的ではありません。

GPS調査のメリット・デメリット

メリット・デメリットを比較してみました。

個人で行うGPS調査のメリット

✅探偵に依頼するよりもローコストでできる

✅長期に渡る追跡調査が可能

個人で行うGPS調査のデメリット

✅所在地は確認はできるが実際に何をしているかの確認はできない

✅車から離れた場合の足取りは追跡が不可能

✅廉価なGPSほど正確な調査は難しくなる

✅カバンのなかに入れるタイプだと対象者にバレやすい

✅リアルタイムで位置情報の分からないタイプのGPSは使う意味はない

✅GPSのバッテリーが切れてしまったら何もできない

✅雨天でも使えるタイプを選ぶ必要がある

✅無音タイプを選ぶ必要がある

こうして並べてみると、デメリットの方が多いような印象を受ける人は多いかもしれませんが、かかる手間やコスト、正確さなどを加味するとかなりのメリットです。

コスト面における違い

それぞれの違いを表で見比べてみます。

販売する会社や探偵事務所によって価格は異なりますので、今回は代表的なものをピックアップすることにします。

GPS探偵AirTag
契約180日1時間単位無期限
コスト¥27,800¥8,000¥4,980
購入先ミマモーレGPSエースリサーチApple
最大のデメリットGPSから離れたら終了莫大なコストiPhoneユーザーのみ
2024.6.11時点の金額を記載しています
GPSに替わるツールとして、AirTag(エアタグ)もありますが、Apple製品にのみ対応しています。(Android製品には非対応となっています。)価格の安さや1年ほど持続可能なバッテリーなどメリットもありますが、また、接続する際にほかの機種と繋がってしまう可能性もあり、秘密裏に行う調査としてはオススメできません。

GPSは会社によって異なりますが、契約日数として

✅7日

✅15日

✅30日

✅60日

✅90日

✅180日

といったレンタルプランが多めです。

長期プランで契約してしまった方が結果的には割安になりますし、返却不要の使い捨てタイプの方がより便利です。受け取り場所にも気を付けるべきです。

法律上の問題

GPSを取り付けることで法律的に問題がないのかは多くの方が気になる所ではないでしょうか?

運営者は大学生のころ、法学部に在籍していました。法律の専門家ということではありませんが、一般的に通説として言われていることをお伝えします。

代表的なQ&A

GPSの取り付けは法律的に問題はないの?
自分名義の車はもちろんですが、夫婦の共有の車でも基本的には問題ないと言われています。他人名義の場合は取り付けることで器物損壊罪に該当する可能性があると言われています。
プライバシー権の侵害はないの?
プライバシー権は、個人の姿や情報など私生活上の事柄を守るための権利。プライバシー権の侵害に対して民事上の訴えは提起できますが、刑事上の訴えは提起できません。
他に気を付けなければいけないリスクはあるの?
モニターを見ながらの車の運転であれば、やはり道路交通法に抵触してしまいます。また交通事故を引き起こすリスクもありますので注意すべきです。
他にもリスクは何かあるの?
他人の車に取り付けるために敷地内に侵入した場合、住居侵入罪に該当する恐れがあります。

本章のまとめとして、行為と該当する可能性のある犯罪名との対照表を作成しておきます。

行為法律該当する可能性のある犯罪行為
GPSの取り付け
(自分名義・夫婦共有の車)
民法プライバシー権の侵害・不法行為
GPSの取り付け
(他人の車)
刑法器物損壊罪・住居侵入罪
GPSの情報を
見ながらの運転
道路交通法ながら運転
GPS設置
(相手の承諾なし)
ストーカー規制法ストーカー行為
GPSアプリのインストール
(相手の承諾なし)
刑法
不正アクセス禁止法
不正指令電磁的記録供用罪
不正アクセス禁止法違反罪

根拠条文

故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う(民法第709条「不法行為による損害賠償」)
他人の物を損壊し、又は傷害した者は、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料に処する。(刑法第261条「器物損壊罪」)
正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。(刑法第130条「住居侵入等」)
自動車又は原動機付自転車を運転する場合においては、当該自動車等が停止しているときを除き、携帯電話用装置、自動車電話用装置その他の無線通話装置を通話のために使用し、又は当該自動車等に取り付けられ若しくは持ち込まれた画像表示用装置に表示された画像を注視しないこと。(道路交通法第71条第5号の5「運転者の遵守事項」)
何人も、つきまとい等又は位置情報無承諾取得等をして、その相手方に身体の安全、住居等の平穏若しくは名誉が害され、又は行動の自由が著しく害される不安を覚えさせてはならない。(ストーカー行為等の規制等に関する法律第3条「つきまとい等又は位置情報無承諾取得等をして不安を覚えさせることの禁止」)
正当な理由がないのに、人の電子計算機における実行の用に供する目的で、次に掲げる電磁的記録その他の記録を作成し、又は提供した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。(刑法第168条第2号「不正指令電磁的記録作成等」)
何人も、アクセス制御機能を特定電子計算機に付加したアクセス管理者になりすまし、その他当該アクセス管理者であると誤認させて、次に掲げる行為をしてはならない。(不正アクセス禁止法第7条「識別符号の入力を不正に要求する行為の禁止」)

【本記事のまとめ】GPSを使った浮気調査は自分でもできるが注意すべきことも必要

今回の記事は、自分でできる浮気の初動調査としてはGPSを使った確認作業をオススメするといったものでした。

GPSを使った調査のメリット・デメリットをもう一度。

メリットデメリット
ローコストでできるGPSから離れてしまうと追跡不可
長期にわたる調査が可能GPSのデータだけでは浮気を立証できない
位置情報の正確さに欠ける場合がある
法律に抵触する場合がある

一番の課題点はGPSの位置情報は、法的な証拠にならないことの方が多いです。理由はただの位置情報であって、それが浮気があったことの証明にはならないから。

浮気を法的に争っていくには「不貞行為」があったか、なかったかが大切になるからです。

不貞行為とは、「配偶者以外の人と自由な意思のもとに性的関係を結ぶこと」を指します。

GPSを使った調査はデメリットも大きいですが、それでも推す理由としては初期の浮気調査としてはやはり大変優れた方法であるからです。

長期にわたる個人的な調査をおこなったうえで、それでも「クロ」だと感じるようであれば、そこで探偵を使った調査を依頼すべきでしょう。

なお、浮気調査は短期間で終わらないことの方が圧倒的に多いです。最初から長期戦で臨むことを意識しておいた方が、焦らずに、精神的にも落ち着いた状態で調査がしやすいと言えます。

また、車はカーナビの軌跡をオンにしておいたり、検索履歴もチェックしてことをオススメします。

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